Hive Mindが流行していた頃や、さらにそのまた昔はあまりSneaky Showはメタられていなかったように思う。

しかし、最近は1セット目は楽に取れるものの、2セット目から大量にサイドインされ、勝ちきれない事態が多発しているように感じる。

前は精神的つまづきによって、サイドインされた呪文貫きや真髄の針は捌けたのだが、これも不可能になり、更に同呪文禁止によりANTが復権し、Sneaky Showにはかなりの逆風が吹いていると感じる。

Sneaky Showに対して行き詰まりを感じていた頃、SnTを見つめ直すのに最適なレシピを見つけた。それが、のぶさんのMono U SnTである。

もともと、私は相手のハンドに妨害が無ければ2T目SnT→江村が一番強い動きだと考えており、Progenitus、Sneak Attackはあくまでその動きが出来なかった時の保険だと考えていた。

のぶさんのレシピはまさにそれを実践するものであり、SnTで出すファッティは江村しかおらず、大量のドローでそれをサポートするレシピになっていた。

これはとても面白い!と思って、自分もそのうち組んでみようと思うのだが、自分の右手力ではいくら引いても江村、もしくはSnTを引かずに死ぬのではないか?という疑念が残った。

そこで、考え付いたのが2セット目によるアグレッシブサイドボーディングである。
ぶっぱに徹したメインボードで1セット目を取り、2セット目は、のぶさん型の2T目SnT→江村は勿論狙うが、それ以外の手段でも勝てる形に作り変えてしまうのだ。

1セット目のレシピ。

2《島/Island》
1《山/Mountain》
4《Volcanic Island》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4《古えの墳墓/Ancient Tomb》

4《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
4《大祖始/Progenitus》

4《渦まく知識/Brainstorm》
4《思案/Ponder》
4《Force of Will》
4《目くらまし/Daze》
2《呪文貫き/Spell Pierce》
4《実物提示教育/Show and Tell》
3《騙し討ち/Sneak Attack》
1《裂け目の突破/Through the Breach》
2《直観/Intuition》
3《水蓮の花びら/Lotus Petal》
3《煮えたぎる歌/Seething Song》

煮えたぎる歌まで採用し、2T目SnT→江村はおろか、3T目Sneak→江村まで狙った超ぶっぱな構成。ここで対戦相手がサイドインしてくるものを想定する。

白であれば忘却の輪、謙虚。
赤であれば赤霊破。
緑であれば、窒息。
黒であれば、根絶、外科的摘出、追加のハンデス。
青であれば、呪文貫き。
茶であれば、真髄の針、ファイレクシアの破棄者、罠の橋。

他には潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler、翻弄する魔道士/Meddling Mageなど。

サイドインされるカードは基本的に置物、もしくはクリーチャーが多く、スペルとの合わせ技で封じ込められる事が多い。

これは、Sneaky Showはパーマネント&クリーチャーに触れるカードをあまり入れておらず、置物系のサイドが良く刺さる事、またわずかにサイドインしたバウンスも、赤霊破や貫きでカウンター出来ると考えられているからだと思う。


では、対戦相手がSneaky Show、さらに江村&大祖始型の時に一番サイドアウトしてくるものは何か?
それは、言わずもがな単体除去である。おもに、剣を鍬に、流刑への道、四肢切断などが挙げられる。

まとめると、対戦相手は

①江村封じ込めの置物=忘却の輪、謙虚、罠の橋
②騙し討ち封じ込めの針=真髄の針、ファイレクシアの破棄者
③コンボ対策のクリーチャー=潮の虚ろの漕ぎ手、翻弄する魔道士、(ファイレクシアの破棄者)
④一般的なコンボ対策=ハンデス、カウンター、根絶

を投入し、江村&大祖始を触れない単体除去は抜いてくる。
また、仕組まれた爆薬や炎渦竜巻など、ウィニー対策の軽い全体除去も抜いてくると考えられる。

これに対抗するアグレッシブサイドボーディングとは?
結構長くなってきたので、以降後編に続く。

コメント

きむ(けむろ)
2011年12月11日15:32

遅れてすみません、
相互ありがとうございます!&勝手にお気に入りさせていただいてました。

スニショ、正直言って個人的にかなり気になるデッキなので参考にさせてもらいまくってます。
通ればほぼ勝ち、通らなければ…っていうのも解りやすくて素敵w

神柳
2011年12月11日15:37

>けむろさん
こちらこそこれからよろしくお願い致します!!

そうなのです、通れば勝ち、通らなければ負け。
サイド後はさらに通っても対策カード1つでGG。

そんなパターンを是正するにはどうしたら良いか?が今回の考察のテーマなのですw
明日~明々後日ぐらいまでには後編をアップしますので、また読んで頂ければ嬉しいですw

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